おぎの雄太郎 日記

府中市 府中市美術館の更なるにぎわいを求めて | 府中市議会議員 おぎの雄太郎

府中市議会議員のおぎの雄太郎です。

府中市美術館は、「生活と美術=美と結びついた暮らしを見直す美術館」をテーマに、2000年10月に開館しました。毎年3万人から5万人の方が市内外から訪れる美術館です。

展覧会に係る歳出に対する歳入の比率については、令和8年度において、歳出額は1億2,329万7千円、歳入比率は25.8%となっています。教育機関としての役割を担う以上、歳入のみで全てを賄うことは難しい面がありますが、年間を通じて展示費用の40〜50%程度については、来館者数の増加や魅力的な企画展の実施、関連事業の充実などにより、歳入の確保に努めていくことが重要であると考えています。その実現に向けて、日々議会において提案を重ねているところです。

今春、府中市美術館では「春の江戸絵画まつり」として、江戸時代の人気絵師である長沢蘆雪の展覧会が開催されています。会期は2026年3月14日(土)から5月10日(日)までで、前期は3月14日から4月12日、後期は4月14日から5月10日となっています。

朝日新聞(令和8年4月7日)では、本展について次のように紹介されています。


「春の江戸絵画まつり」が20年超の歴史に幕を下ろす集大成として「長沢蘆雪」展を開催しており、開幕初日には1,790人、3月20日には1,943人が来場するなど、未曽有の盛況となっている。

入場者数はすでに3万人を超え、2019年の「へそまがり日本美術」展(約4万5千人)を上回る見通しとされています。記事では、企画を担当した金子信久学芸員が、2013年の「かわいい江戸絵画」展を振り返り、


「当時は今ほど“かわいい”が普及しておらず、まじめな態度を見せないと業界で受け入れられないのではないか、お客さんも来ないのではないかと本気で悩みました」

と語っています。保守的な業界において、こうした挑戦は大きな試みであり、その積み重ねが新たな価値を生み出してきたものと考えられます。

今後も、従来の美術の魅力を大切にしながら、その枠にとらわれない企画展についても提案を続けてまいります。