2026.8.11
府中市 令和元年台風を契機とした多摩川治水対策について | 府中市議会議員 おぎの雄太郎
府中市議会議員のおぎの雄太郎です。
令和元年10月12日に上陸した台風第19号は、関東、甲信、東北地方に記録的な大雨をもたらし、日本各地に甚大な被害を与えました。府中市でも、市政65年の歴史で初めてとなる避難勧告が発令され、多くの市民が避難を余儀なくされました。
当日は、小中学校の体育館といった一次避難所だけでは受け入れが困難となり、文化センター、地域体育館、生涯学習センター、ルミエール府中のほか、都立高校、府中刑務所、府中市商工会議所なども避難所として開設されました。市が開設した避難所だけでも8,280人が避難する状況となり、行政としても極めて厳しい対応が求められました。
この経験を踏まえ、国土交通省(京浜河川事務所)は「多摩川緊急治水対策プロジェクト」を開始しました。大丸用水堰の撤去や床止め・帯工の設置、大丸用水堀上流の土砂掘削などが進められており、令和元年東日本台風と同規模の洪水に対して、堰付近で約1.5メートルの水位低下が見込まれています。府中市としても、引き続きハード・ソフト両面から水害対策を強化していくことが重要です。
現在、台風15号が接近しており、市内でも河川の増水や強風による倒木、停電などが懸念されます。特に多摩川流域では、過去の台風で大きな被害が発生した経緯があるため、最新の気象情報や市からの避難情報を確認し、早めの行動を心がけていただくことが重要です。避難が必要となる場合には、危険な時間帯を避け、明るいうちに移動することが安全確保につながります。
市民の皆様の命と財産を守るため、現場の声や実態を踏まえながら、災害対策のさらなる強化に取り組んでいきます。