おぎの雄太郎 日記

2026.5.9

府中市 ドナルド・マクドナルド・ファミリールーム | 府中市議会議員 おぎの雄太郎

府中市議会議員のおぎの雄太郎です。

近年、小児医療の高度化が進む中で、専門的な治療を必要とする子どもたちが、遠方の医療機関へ入院・通院するケースも増えています。その一方で、付き添う家族には、宿泊費や移動、長期間にわたる生活面など、大きな負担が生じています。

こうした中、病気と向き合う子どもとその家族を支える取組として、全国で整備が進められているのが「ドナルド・マクドナルド・ハウス」です。

「ドナルド・マクドナルド・ハウス」は、入院や通院を行う子どもに付き添う家族が、病院近くで安心して滞在できる“第二のわが家”として設置されている滞在施設です。単なる宿泊施設ではなく、キッチンやリビング、洗濯設備なども備え、長期にわたる付き添い生活を支える環境づくりが行われています。

また、多くの寄付や募金、地域ボランティアの支援によって運営されている点にも特徴があり、企業・地域・医療機関が連携して、子どもと家族を支える社会的な取組として広がっています。

府中市には、「ドナルド・マクドナルド・ハウス ふちゅう」が設置されています。

本施設は、「東京都立小児総合医療センター」に隣接しており、2010年の開設以来、全国から治療に訪れる子どもたちと、その家族を支える重要な役割を担っています。

特に小児医療では、子ども本人への治療だけでなく、家族全体への支援も非常に重要です。慣れない地域での生活や長期間の付き添いは、保護者にとって精神的・経済的な負担も大きくなります。その中で、病院の近くに安心して過ごせる場所があることは、大きな支えにつながっています。

さらに、2026年5月には、「東京都立小児総合医療センター」内に新たに「ドナルド・マクドナルド・ファミリールーム」が開設されました。

「ファミリールーム」は、入院中の子どもに付き添う家族が、病院内で一時的に休息できるスペースであり、食事や仮眠、デスクワーク、搾乳などを行うことができる施設です。

長時間にわたり病室で付き添う家族にとって、短時間でも安心して休める場所の存在は非常に重要です。特に小児医療では、保護者が24時間近く付き添うケースも多く、家族の心身のケアは大きな課題となっています。

今回、府中市では、「ドナルド・マクドナルド・ハウス」と「ファミリールーム」の両方が整備される全国初の事例となり、宿泊支援と院内休息支援の両面から家族を支える体制が構築されることとなりました。

近年、子ども政策においては、「子どもの最善の利益」や「家族支援」の重要性がより重視されるようになっています。医療体制そのものの充実だけでなく、治療を支える生活環境や心理的支援も含めた包括的な支援体制が求められています。

こうした中で、「ドナルド・マクドナルド・ハウス」の取組は、病気と向き合う子どもたちとその家族を、地域や社会全体で支える仕組みとして、大きな意義を持つものと感じます。

今後も、子どもたちとその家族が安心して医療を受けられる環境づくりに向けて、医療・福祉・地域が連携した支援のあり方について、引き続き学んでまいります。