おぎの雄太郎 日記

府中市 子どもの権利救済機関について考える | 府中市議会議員 おぎの雄太郎

府中市議会議員のおぎの雄太郎です。

小金井市では、子どもの権利を守る取組として、「子どもオンブズパーソン」を設置し、子どもが安心して相談できる第三者的な相談・救済の仕組みを整備しています。

本取組は、いじめや不登校、家庭内の悩みなど、子どもが抱えるさまざまな課題について、子ども本人の声を丁寧に受け止め、その権利侵害や不利益な状況の改善につなげることを目的とするものです。条例に基づき設置された独立性の高い機関が対応することで、行政や学校とは異なる立場から関わり、子どもが率直に相談しやすい環境づくりが図られている点に特徴があります。

近年、子ども施策においては、支援の充実に加え、「意見表明」や「最善の利益」といった観点を踏まえた権利保障の重要性が高まっています。こうした中で、本取組は単なる相談対応にとどまらず、必要に応じて調査や関係機関への働きかけ、制度改善に向けた提言を行うなど、実効性のある救済機能を有する仕組みとして位置付けられています。

東京都内においても、世田谷区、豊島区、中野区、江戸川区、西東京市、国立市、日野市など、多くの自治体で条例に基づく相談・救済体制が整備されています。 
こうした動きは、子どもの権利を実効的に保障するためには、行政内部の対応に加え、独立した第三者機関の存在が重要であるという認識が広がっていることを示すものといえます。

府中市においても、子ども・子育て支援の充実が図られているところですが、子どもの権利を守るという観点からは、こうした独立性と専門性を備えた救済機関の整備は、今後の施策検討において重要な視点の一つであると考えます。

今後、社会状況や子どもを取り巻く課題の多様化を踏まえ、子どもの声を的確に受け止め、実効的な支援につなげる仕組みとして、本市における具体的な導入の可能性について検討を進めるよう求めるとともに、必要な提案を行ってまいります。