おぎの雄太郎 日記

2026.11.1

府中市 下水道管の腐食を見える化 | 府中市議会議員 おぎの雄太郎

府中市議会議員のおぎの雄太郎です。

埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故を受け、下水道管の老朽化対策や維持管理の重要性が改めて注目されています。こうした中、東京都下水道局は令和8年10月23日、下水道管の腐食状況を目で確認できる新たな仕組みを発表しました。

今回の取組は、シールド工法で建設する下水道管のコンクリート製セグメントに、あらかじめ「腐食サイン」となる棒を埋め込むものです。下水に含まれる硫化水素などによってコンクリートの腐食が進むと、内壁から20ミリの深さで黄色、40ミリの深さで赤色のサインが現れる仕組みです。

これにより、従来は目視などで判断していた腐食の進行状況を色によって把握できるようになり、補修が必要となる時期の判断や点検作業の効率化が期待されています。東京都では、令和8年度下半期以降に発注するシールド工事から、この仕組みを試行する予定です。

また、東京都ではマンホールの大型化や小型カメラなどを活用した点検技術の導入も進めています。下水道管の内部は硫化水素などによる危険が伴うため、作業員の安全確保とともに、限られた人員で効率的に維持管理できる仕組みづくりが重要です。

府中市においても、公共下水道ストックマネジメント計画に基づき、市内を8つのエリアに分け、優先順位をつけながら下水道管の点検・調査、修繕・改築を進めています。また、令和8年度から令和17年度までを計画期間とする下水道事業経営戦略も策定されています。

下水道は、普段の生活では目にする機会が少ないものの、市民生活や都市機能を支える重要なインフラです。今後も老朽化が進むことを見据え、計画的な更新に加え、新たな点検技術の活用や維持管理の効率化を進め、将来にわたって安全・安心な下水道を維持していくことが必要です。